放置されて見捨てられた国、北朝鮮。世界の中で北朝鮮とまともに交易している国は無いといっていい。隣の中国も北朝鮮の人間は人間扱いしていないし。
国内に産業もないし、外国から買い付ける金もない。偽札を作るか、麻薬で裏金を確保するか。そんな程度。
朝鮮戦争で休戦状態のまま今に至るが、休戦などと思っている人間は北朝鮮人以外にはいない。永遠に休戦状態にさせられて次に進めない。悲しい国家だ。
あのソ連でも、あのドイツでも、あのベトナムでもすでに次の時代の国家作りに向かって歩んでいるのだから、朝鮮でもそれが出来て不思議は無い。それが出来なかったのはアジアの兄貴風を吹かせる中国の仕業だ。
中国がそんなに偉いなら、自分だけが解放政策をするのではなく、当然北朝鮮にも同じ歩調を言ってきかせ、それなりの歩みをさせるべき。
そんな事は他国のことと言わんばかりに放置。アジアの半島に緊張を残したままなにかのカードに使うというむごさ。
その中国もいつまでたっても外国資本ばかりに頼り、自分たちでは何も出来ず、相変わらずのコピー。
中国の人口の多さから無尽蔵の購買力と言われたりもしたが、発展してその収入が増えているのはほんの一握りに偏っている状態は改善されていない。要するに購買力は広がっていないということ。ある意味飽和状態に近づいていると言ってもいいかもしれない。
サチュレートするとそこで生産と消費がバランスしてそれ以上伸びなくなる。しかも中国の場合自分たちの技術ではなく外資がやって来て工場を造ってくれて生産した者を中国製品と称して輸出しているだけなので、中国の国力ではない。
外資もひとしきり生産して中国人に西欧文化を味あわせておけばもう後戻りできなくなることを見越して今の大盤振る舞い。
かつてのアヘン戦争で中国は西欧にまけたが今それと同じ構図になっている。