2006/08/08

戦争反対

日本でこれほど靖国問題が語られていることに当の中国はどう思っているんだろう。神社に行って頭を下げる下げないですべてが変わると日本人は思っていないはずだが、ひょっとして日本人の中には靖国神社に行かなければ中国人は日本の言うことや困っていることをすべて解決してくれると思っている人間がいるかもしれない。二度といちゃもんをつけないと思っている人間がいるかもしれない。

中国は最大の問題が靖国問題と言っているのであって、最大の次は何だと言い出すのか、今までそれを言ったことは無い。 日本も聞きたくも無いが、今の最大の問題が解決されたら、次だった問題が今度は最大の問題になるだけだ。常に最大の問題はある。

次々に発生する最大の問題でそれを解決しないと中国は常に政府間交渉をしないと言っているわけだ。日本はいいなりに解決はしたくないが一旦はそれを受けて日本なりに解決を使用とする態度を示している。

交渉事で大切なのはギブアンドテイクだ。靖国問題が解決できたら尖閣列島周りの領土問題は日本側とする、と言うようなギブアンドテイクが必要だ。一方的にこうしますと言って靖国の券を変えたとしても中国に不十分だなどと言われたらどうするんだろう。日本は犯人で中国は裁判官であると認めることになる。

ギブアンドテイク部分がないまま中国と駆け引きをしているつもりならそれは止めるべきだ。たぶん「日本が勝手に決めたこと。中国はいちいち口出しするつもりはないが、なっとくできない」なんて言われたら一体どうするつもりか。

日本の国論がいよいよ割れるし、そんな事を続けていくうち国論に一定の傾向がでてくるようになったらどうするつもりなんだろう。世論を受けて政治の方向性を決めるという程度の低い議員が多くなっている現状、これといった日本の将来像も無く、国民は自分のやりたいようにやるといった無秩序状態だ。

国として栄えるためにはコンピュータも必要だし、農業も必要だ。アメリカも必要だし、中国も必要だ。そうしてそれらを踏まえて日本を考えないといけないのだが、日本のことをあまり考えることなく、中国の言っていることばかりに気を取られてはいけない。

あからさまには出来ない部分がある議論だが、しっかりとした国家の方向性を指し示してもらわないと、いよいよ抜き差しならぬ方向に進む可能性がある。戦争反対だけでは相手の言いなりになってしまう。戦争反対は自分だけではなく、相手のある話だ。