2006/04/17

人民元

中国があまりにも急激な成長率にあえいでいる。普通自分たちで一生懸命に作ったものが売れて成長するならば更なる成長を望めばいいが、中国の場合はそうではない。外資が工場を造って、そこで中国人が単純労働して給料をもらっているだけ。技術が積み重なっているわけではない。いくら売れたって、自分たちの血や肉になっていない。

新しいものはまた外資に頼んで工場を造ってもらわないとダメなのだ。

お金だけがどんどん中国にたまるので、それを利用して自分たちが自力で発展する必要があるが、土台をすっ飛ばして今があるので、いまさら土台をどうこうすることが出来ない。

土台のない上に今の生活水準を載せているので、元に戻すわけには行かないのだ。結局お金で新幹線を買ったり、お金でいろんな新しい物を買うしかないので、自立できない。技術的なものは高度なレベルなので、もはや追いつかない。

そんな状況で人民は熱狂しているし、先に発展できる物は先に発展せよって言った手前止めることも出来ない。

だいたい計画経済を標榜してきた共産主義国家なのでコントロールできると思っている節がある。

そんな事コントロールできるなら、アメリカだって日本だってこんなに苦労はしない。

それに欧米が先を争って投資しているので、成長を中国自身がどうのこうの出来ない。国家の体制が整わないうちに人民元を切り上げざるを得なくなり、切り上げたとたんに生産が低下する。

人民元の暴落だ。これはアメリカのいつもの手だ。近いうちにそれが起こる可能性がありそうだ。